プチモ枠ゼロ
ミスセブンティーン2024のファイナリスト10人を見て、プチ読の多くが衝撃を受けたのではないでしょうか。
なにしろ、去年は竹下優名ちゃんはじめ5人も残ったニコプチ出身が、今年は1人も残らなかったのですから。
ということで今日は、”プチモ枠ゼロ”の裏に一体何があったのか。ST編集部とニコプチとの関係冷却に見ていきます。
一覧の見方
まずは、いかにST編集部とニコプチ卒業生とが親密な関係にあったのかを確認します。
以下の一覧を見て下さい。これは、ミスST2019から同2024の全6回につき、それぞれニコプチ出身ファイナリストとその合否をまとめたものです。
名前の枠が赤色の場合は見事合格したコ。緑色は最終審査で惜しくも落選となったコを表します。
歴代プチモ出身の最終候補
過去の事例
ということでこの通り。去年までの過去5年で、プチ出身から13人がファイナリストに残り、うち11人が合格しています。
半分がプチ出身
そして去年の2023では、竹下さんに松本麗世さん、川口莉奈さん。
さらには、プチ卒業後、ニコラを経て関谷瑠紀ちゃん&高比良由菜ちゃんまで、前代未聞となる5人がファイナリストに残って、うち見事4人が合格するという。
⇒【歴代ミスST】合格者一覧
衝撃の理由
とにかくこうして、「ニコプチ出身がファイナリストに残ったら合格確定!」と言われるくらい、圧倒的な強さを見せていたのです。
よって今年も、当然にプチモ卒業生から複数が残って、そのまま合格すると思われていたところ、まさかのプチ出身はゼロ。
こんな背景があったっため、とくにプチ読にとって今回のファイナリスト発表は大きな衝撃だったわけです。
蜜月時代終了
では、その裏にどんな事情があったのでしょうか。なぜ突然、これまで蜜月関係にあったプチ卒業生はバッサリ切られてしまったのでしょうか。
理由としては、第1に【a】セブンティーン編集長の交替。
そして第2に【b】プチモ卒業生のレベル低下があげられます。
【a】編集長的要因
最大の理由は、やっぱり編集長が6月から変わったこと。
それまで積極的にニコプチ卒業生を採用して来た崎谷編集長が退任し、代わって、副編集長を務めていた成見氏が編集長に就任します。
すると早速、前編集長によるプチ偏重方針を断ち切って見せるという独自色を出してきたわけです。
【b】世代レベル的要因
他方、プチモの世代レベルについては、実際のところどうなのか。
実は、ニコプチ出身の現中2世代というのは、端的に言って人材不足。谷間世代だったりするのです。
その理由としては、とにかく表紙回数が少ない点があげられます。
ワーストタイ
右の通り、ニコラに進級した同世代トップの崎浜梨瑚ちゃんの表紙回数が【5回】、世代2位の葉山若奈ちゃんが【3回】。
このツートップで合計【8回】というのは、杉本愛莉鈴さん&中園侑奈さんの2014年卒業世代と並び、ニコプチ史上最低レベルとなります。
イメモ喪失
さらにいえば、梨瑚ちゃんたち現中2世代がプチ時代の最高学年だった時、ニコラでいうレピピに当たるメイン級のイメモ「ジェニィラブ」のポストには川瀬翠子ちゃん&末永ひなたちゃんの小学生コンビが就任。
最上位格のイメモを、まんまと年下に取られてしまったのです。
この点、レピピのイメモを後輩に取られてしまった、有坂心花ちゃんたち今のニコラ08世代に重なるところがありそうです。
⇒【ニコプチ】イメモ配置一覧
梨里ちゃんも離脱
しかも、本来ならニコラ進級は2枠であるところ、なぜか今年に限っては序列3位の中瀬梨里ちゃんまでをニコラが強引に獲得してしまった。
すると、ただでさえ駒不足であったところ、世代屈指のST向きとされた梨里ちゃんまでが抜けたことで、いよいよいミスSTに回る候補がいなくなったというわけです。
結論
そんなわけで、ニコプチ枠が突然ゼロになったことは、驚くべきことでも何でもなく、むしろ必然だった。
【a】しがらみのない新編集長が実力通り評価した結果、いくらニコプチ出身という看板があっても、今年の卒モ(進級落選組)は【b】ファイナリストの水準に達していなかったと解釈することができそうです。