任期一覧
ニコラの歴代編集長には誰がいて、それぞれどのくらいの期間続けたのか。
いまの小島編集長は、何年の何月号から就任したのか。
こうした編集長関連の情報は、ちょっと調べてもネットでは詳しい数字まで出てきません。
だったらうちのサイトで正確な情報を出すしかないということで、きょうは歴代ニコラ編集長の任期一覧を作成します。
Wikiに頼ればいい?
「編集長の情報ならウィキペディアに載っているではないか」と考える人がいるかもしれません。
たしかに、ウイキペディアのニコラのページには、編集長に関するデータもあり、以下の通り記述されています。
「Wikipedia:ニコラ」より
間違い探し
でも実はコレ、間違いだらけだったりするのです。
上の画像の中に赤を入れた通り、肝心の「何年の出来事か」が全く書かれていないし、そもそも副編集長が編集長に就任するにあたり、「横滑り」という表現は適切ではありません。
下から5行目、山元編集長の下の名前(琢治)も間違っています。
さらには、緑の矢印で示したように「月号」と「月」が混在しているうえ、元となるデータすら正確でなかったりもします。
そこで今回、現物に当たり奥付で確認した正確なデータによって作った編集長任期一覧はこんな感じです。
歴代ニコラ編集長年表
任期5年制
パッと見て気づくのは、年表中の矢印の長さがほぼ一緒となっていることではないでしょうか。
具体的にいえば、ニコラの編集長職には任期5年制が取られているのです。
初代は別として、2代目山元編集長が4年7カ月。"アフロヘア"でおなじみ3代目松本編集長が4年9カ月。
そして、4代目眞部編集長が4年10カ月となっています。
新潮社ルール
ここらあたり、かつてのライバル誌ピチレモン(2015年休刊)のように、成果が出ないといって、パッパと1年や2年で交代させるのではなく、任せたからには5年間はじっくり腰を据えてやらせる。
一方で、あまりに在職期間が長くなってくると、さすにがに編集長の権力が強くなり過ぎてしまうので、とりあえず5年を限度に交代させるといったところでしょうか。
現編集長は?
では、現在の小島編集長はどうか。すると、その就任は2017年の7月号からとなっています。
つまり、今月で在任期間が4年9カ月となり、まさに限度とされる5年まで残りあとわずか。
在職5年を超えた編集長は、上で見てきた通りこれまで誰もいない点、当然ながら今年のうちに、それも夏前までには小島編集長は退任すると考えられるのです。
次は久保田編集長体制へ
なお、2代目山元編集長から現小島編集長まで、初代をのぞく歴代すべての編集長が、副編集長からの繰り上がりとなっています。(横滑りではない)
であるなら、次なる6代目ニコラ編集には、現在の久保田副編集長の昇格が確実。
あとはいつ交代するのか。現編集長自身が主導して前倒ししたニコモ卒業の時期と同時か、それとも関谷瑠紀ちゃんたち新高1世代による新体制発足時か。時期の問題といえそうです。
おまけ:ウィキ添削(案)
※年月の表記は「月号」で統一します
※編集長の名前は2度目から名字だけにします
※2006年から2007年にかけて、山元編集長はニコラとニコプチを掛け持ち。その後、2007年11月号をもってニコラを離れ、ニコプチ専任となった経緯から、2段落目がちょっと分かりずらくなっています。これからウィキペディアを編集しようという人は、ここらへんも上手く説明しておいて下さい