◆9月号の表紙
去年が安村真奈ちゃん&若林真帆ちゃん。おととしが黒坂莉那ちゃんのピン。2018年が秋田汐梨さんのピン。
前回書いた表紙予想でもちょっと触れましたが、とにかくこうして9月号の表紙は必ずエース級が起用されることになっています。
そこで今日は、過去の9月号の表紙を振り返りつつ、なぜ編集部が9月号にそこまでこだわるのか、理由を考えます。
◆解説
2020年の9月号は、当時のニコラ生徒会長だった真帆ちゃんと、すでに当時のニコモ1番人気だった真奈ちゃんの2人表紙。
その前の2019年9月号は、ニコラ生徒会長だった莉那ちゃんのピン。
その前の前、2018年の9月号は、TRGL世代の1番人気だった秋田さんのピン。ここまではすでに冒頭でも見てきたところです。
◆再び解説
2017年は、2人合わせて表紙17回。当時の部長香音さん&副部長清原果耶さんによる2人表紙。
2016年は、当時のニコモ1番人気である久間田琳加さんの最初のピン(半年後に2度目のピン)。
2015年はといえば、当時ちょうど人気が急上昇だった永野芽郁さんと、中村里帆さんによる2人表紙。
そして2014年が、歴代ニコラを代表する伝説の人気ナンバーワンユニット”スイートガールズ”の4人。
◆エースの法則
以上見てきた通り、9月号の表紙モデルは、もう100%の確率でエース級のピン経験者によって固められているのです。
では、なぜそこまで編集部は9月号の表紙に力を入れるのでしょうか。その理由を見ていきます。
◆2月号もエース級
エース級の登板が決まっている表紙といえば、9月号の他にもう1冊、2月号があげられます。
ですが、こちらの理由は明白。お正月を前にした晴れ着表紙ということで、1年のスタートとなる区切りの号と位置付けられるためです。
◆最も売り上げが多い号
で、いよいよ本題、9月号でエースが起用される理由です。この点、1年間で見て最もニコラの売り上げが増える号が、春休み&1学期スタート直前となる5月号と、夏休み&2学期スタート直前となる9月号であることは、前回も書きました。
「進級もしくは中学入学を機に、中学生雑誌を買ってみよう!」「1学期パッとしなかったので、夏休み中にあか抜けたい!」「2学期デビューしたい!」
◆2学期デビュー大作戦
凛美ちゃんのこんどのドラマの共演者である其原有紗さんがセンターを務めたアイドルグループ「乙女新党」の曲の歌詞に
♪ 終業式の帰り道、コンビニにダッシュして、手に取ったファッション誌
♪これさえあれば、私の人生も変わるはず!
とあったりしますが、とにかく、春休みや夏休みといった時期こそ初めてニコラを手に取る人が多いわけです。
◆書き入れ時
とはいえ、2020年まで前者(5月号)は卒業号。表紙には卒モが全員で出ると決まっていました。
でも、その号から新しくニコラを手に取る人にとって、卒モには何の思い入れもありません。何より、すぐにいなくなる人たちが表紙というのもタイミングが悪いことこの上なし。
そこで、セブンティーンの例を出すまでもなく、さすがにニコラも売り上げが減ってきている現状、ようやく重い腰を上げ、卒業を前倒しし、今年から4月号を卒業号としたのです。
◆めあここ頼み
では、書き入れ時である5月号の表紙は、誰だったでしょうか。ちょっと思い出してみて下さい。
すると、すぐに浮かんでくると思いますが、林芽亜里ちゃん&阿部ここはちゃんだったわけです。
卒業を前倒ししたことで、自由に5月号の表紙モデルを選べるようになった編集部が起用して来たのが、さっそく”めあここ”だったという。これだけでも、5月号の重要性が分かるというものです。
◆9月号の見どころ
そんな5月号と対をなすもう1つの重要号が9月号であり、だからこそ、最初に見てきたように、毎年毎年エース級が起用され続けているのです。
ということで、8月号で芽亜里ちゃんのピンという最強カードを切ってしまった今、9月号の表紙に編集部がいったい誰を持ってくるのか。
会長ピンなのか、それとも次世代なのか、まさかの芽亜里ちゃん2連投があるのか。編集部の判断が注目されます。