◆イメモ落選
読者人気でみると、林芽亜里ちゃんには負けますが、阿部ここはちゃんとほぼ同等で、深尾あむちゃんよりは明らかに上位。
そんな野崎奈菜ちゃんは、なぜイメモになれなかったのでしょうか。
きょうは、改めて奈菜ちゃんがイメモから落選した理由を考えます。
◆基本資料
まずは、05line世代の人気から確認します。以下に示すのは、うちのサイトで実施した最も新しい「ニコモ人気投票」の結果です。
「1推し」「2推し」「3推し」と順位をつけて投票してもらい、それぞれ「×10」「×5」「×3」でポイント換算した上での合計となります。
◆人気投票の上位5人
◆人気順≠イメモ
この通り、まあ芽亜里ちゃんだけはレベルが違うわけですが、2位に5,000ptでここはちゃん。そして3位に2,500ptの奈菜ちゃん。
以下、1,900ptであむちゃん、1,700ptで広瀬まのかちゃんと続きます。
ところが実際のイメモ配置はといえば、すんなり人気順には決まりませんでした。そこでちょっと、今年のイメモの選考過程を振り返ってみます。
◆残り1枠の争い
今年のイメモ選考レースは、人気的に見ても実績的に見ても、とにかく「めあここ」が圧倒的にリード。
2人がイメモから落ちることは考えられず、よって、残る1枠(ラブトキ)を争う形でした。
その候補はといえば、中3のうちに表紙を1回以上経験している、あむちゃん、奈菜ちゃん、まのかちゃん、そして池未来実ちゃんの4人だったのです。
◆あむちゃん脱落
ところが、2020年10月半ば。4人の中でも1歩リードしていたあむちゃんが、受験を前に「学業専念」ということで、しばらくお仕事をお休みすることを決定。読者の間に激震が走ります。
とはいえ、そもそも受験生が大変なのは誰でも同じこと。中3ニコモはみんな、それぞれいっしょうけんめいお仕事と学業の両立をがんばっているわけです。
そんな中、1人だけ自分の都合を優先するなら、それなりのペナルティがあって当然。
実際、休業を決める際、あむちゃんはマネージャーさんから「役職もイメモもあきらめる覚悟で」と言われています。
◆繰り上がり当選?
では、イメモ3枠目を争うレースで、実質トップを走っていたあむちゃんの離脱により、状況はどう変化したのでしょうか。
すると、上で見てきたように、奈菜ちゃんは05世代において人気的には3番手に位置しています。
そんな折、最大のライバルとされた人気4番手のあむちゃんが脱落したとあれば、もはや相手はさらに下位となる人気5番手のまのかちゃんのみ。
まさに去年の年末には、奈菜ちゃん推しの人たちが「これで奈菜ちゃんがイメモ確定!」と、大いに盛り上がったものでした。
◆可能性ゼロ
しかし、結果的に奈菜ちゃんはイメモになることができませんでした。
実は、その理由はハッキリしています。というか、そもそも奈菜ちゃんがイメモになる可能性は、最初から限りなくゼロに近かったのです。
理由はただ1点。ズバリ身長が足りないからに他なりません。
◆イメモと身長
イメモが決まる瞬間、奈菜ちゃんの中3の終わり時点での身長は152.2㎝でした。
これは、5Gも24期も含めた当時の現役ニコモ29人の中で1番小さいのです。(佐藤菜月海ちゃんにも抜かされた)
そこで、低身長であることがイメモになるためにどれくらい不利なことなのか、ちょっと歴代イメモのケースを比較してみます。
◆イメモ就任時身長一覧
◆データの見方
上の一覧は、現在のイメモ3大ブランド体制がスタートした2014年度から、最新の2021年度まで、2年連続でラテを務めた高嶋芙佳さんの重複分を除いた歴代イメモ全23人について、それぞれイメモになった瞬間の身長データです。
2014年から2020年までは、各年6月号時点のもの。2021年のみ、イメモ発表が1号分前倒しされたため、5月号時点のデータとなります。
◆最低160㎝
こうしてみると、イメモの選考は明らかに身長がかなり重視されていることが分かります。
なんといっても、160㎝以下がほぼいないのです。というか、たった1人だけなのです。
そんな唯一の150台で、イメモになったのが、香音さんなわけですが、そこはもう圧倒的な人気&実績があったため、例外ケースとされます。
◆イメモになるための条件
香音さんは、ニコプチ時代に歴代最多となる12回の表紙経験を引っ提げ、堂々ニコラへ進級。するとニコラでも、すぐに人気が出て、なんと中3のうちのピン表紙を経験してたほど。
高1になると、ラテのイメモ就任と同時に、ニコラ部長(現在の生徒会長に相当)にも就任しているということで、誰が見ても世代ナンバーワンというわけです。
そこから導き出されるイメモになるための条件は、身長160㎝以上が絶対条件。ただし150㎝台後半でも、ピン表紙経験のある生徒会長クラスならOKといったもの。
◆結論
ということで、奈菜ちゃんは身長150台後半でもないし、救済条件であるピン表紙の経験もありません。
世代ナンバーワンとして、生徒会長への就任が確実視されていたわけでもありません。
要は、香音さんクラスではないということで、さすがにそうなると、奈菜ちゃんくらいの身長では今回のイメモ落選も仕方なかったといえそうです。