◆読者アンケート
毎月ニコラに付いている読者アンケート用紙の質問項目に、Q7「今月号で好きなコーデは?」というのがあります。
実はこの質問。今年になってから、ちょっとだけ聞き方が変わったことに、気づいたでしょうか?
今日は、コーデに関するアンケートが、いつから、どう変わったのか。そこに林芽亜里ちゃんがどう絡むのか。順を追って解説します。
◆もともとの聞き方
正確に記すと、もともとの質問の形は「今月号に載っている洋服の中で、好きなコーディネイトはどれ?」というものでした。
自分が持っている最も古いニコラを引っ張り出して確認することで、とにかく過去、延々とQ7(またはQ8)の質問は、この聞き方で固定されていることが分かると思います。
ちなみに、いま手元にある最も古い号(2009年10月号)で確認したところ、Q7が全く同様の形でした。
つまり、実に10年以上もの間、こうして一字一句、質問の文言が変化していないわけです。
◆今年になって変わった
ところが今年の5月号から、突然ちょこっと聞き方が変化しました。
まあ、質問自体は表現が若干変わっただけですが、より大事なのは質問の後に「※印」で注釈が付いたこと。
では、具体的にどこがどう変わったのか。2020年4月号までと、5月号以降につき、両者を比較してみましょう。上が変化前。下が変化後となります。
◆変化前⇒変化後
Q「今月号に載っている洋服の中で
好きなコーディネイトはどれ?」
Q「今月号に載っている洋服の中で
マネしようと思うコーデはどれ?」
※モデルではなくコーデで選んでね
◆注釈が付いた!
ということで、この通り。質問の文言自体の変化はどうでもよく、新たに加わった※印部分に注目します。
アンケートに答える読者に対し、とにかく「モデルの好き嫌い」ではなく、「ちゃんとコーデで選んで!」と、念押しがされるようになったのです。
それにしても、なぜ今年になって、編集部はそこまで念押しする必要が出てきたのでしょうか。
その裏にはもちろん、自身の人気だけでアンケート結果をも左右してしまうほどのトップニコモの存在があります。
◆結果が公開
さてここで、アンケートの質問項目「好きなコーデランキング」の結果を、号別にまとめた一覧表を見て下さい。
これは、読者アンケートの質問項目の中で、唯一読者にも公開されているデータです。
そんなランキングが掲載されている場所は、毎月の連載「着まわしラッキー7」の中にある、小さな囲み部分となります。
◆ランキングの掲載場所
ただし、いま発売中の7&8月合併号でいう太田雫ちゃん担当のラッキー7だと、前の月(6月発行分)がお休みだったため、結果は載っていません。
そこで6月号を本棚から出してみてください。この号でいう84ページ掲載のラッキー7は田中南ちゃんの担当回なわけですが、同ページ下段中央の四角囲みの中に、「ニコ読人気コーデランキング」として、5月号の投票結果として1位、2位、3位だったコーデが発表されています。
ということで以下のデータは、2020年6月号掲載分(5月号のアンケート結果)、5月号掲載分(4月号の結果)、4月号掲載分(3月号の結果)と、現時点で最も新しい直近3カ月分の好きなコーデランキングをまとめたものとなります。
◆好きなコーデランキング(TOP3)
◆芽亜里ちゃんが完全制覇
驚くべきことに、過去3カ月、好きなコーデランキングの1位、2位、3位はすべてがすべて芽亜里ちゃん、芽亜里ちゃん、芽亜里ちゃん。
もちろん、純粋に芽亜里ちゃんのコーデが好きで投票した人も多い反面、そこは「メアリちゃんが好き」「芽亜里ちゃんの着てるコーデが好き」「とにかく芽亜里ちゃんに投票する!」といったケースも多いはずで、その分も加わり、こうして圧倒的な票が集まったと想像できます。
いずれにせよ、こうしてあまりに芽亜里ちゃんを推す読者の数が多いため、もはやアンケートが意味をなさなくなってきていたといえそうです。
◆注釈の意味
そこで編集部が考えたのが、質問の後ろに「モデルじゃなくてコーデで選んで!」という注釈を入れること。
こうして、10年以上も変わらなかった文面が、今年になって突然変わった裏には、各コーデの実際の人気を正確に測るべく、少しでも洋服本位での回答が増えることを願う編集部の意図があったというわけです。
◆芽亜里ちゃんが変えた
まさに今回のアンケートの聞き方の変化は、ひとえに芽亜里ちゃんの圧倒的な人気によるものとしか言いようがありません。
だいたい、進級からわずか7カ月で初表紙、9カ月でピン表紙、さらには12カ月でピン連載スタートなんていう超スピードで出世コースを歩むニコモは、ニコラ史上で初なのですから。
ということで、文字通り”芽亜里ちゃんがニコラのアンケートを変えた”。今後、まだまだその人気は上がっていきそうな勢いであり、ますます芽亜里ちゃんの活躍から目が離せません。