◆中2合格の裏
ニコラのモデルオーディションは、中2でも受かるのでしょうか?
この点、2018年のオーデで、実際に加藤咲希ちゃんが合格しているわけで、絶対ムリとは言い切れないところ。
そこで今日は、過去の合格者の傾向を基に、中2でも合格できる可能性について考えます。
◆中2は受かる?
結論からいえば、今日のタイトルにも書いたように、基本的に中2は受かりません。
そう言うと、「かとぅが受かったじゃないか!」「中村里帆さんだって受かってる!」「ニコラ6月号に『中2でも問題ない』って書いてあった!」といった反論が聞こえてくるかもしれません。
しかし、過去の中2合格者について詳しく見てみると、実はある”特定のパターン”があるのです。特定のケースに当てはまるコしか、中2は受からないのです。
◆実際に受かったのは?
では、中2で受かるパターンとはいったいどんなものなのでしょうか。
この特徴を見ていく前に、まずは過去の中2合格者から確認していきます。
以下のリストを見て下さい。これは、過去10年のニコモオーディションにおいて、応募時に中2で合格したコを全員まとめたものです。
◆中2合格者リスト(過去10年分)
合格年 | 合格者名 | 学年 |
---|---|---|
2018年 | 加藤咲希 | 中2 |
2013年 | 中村里帆 | 中2 |
2012年 | 荻原里奈 | 中2 |
◆10年で3人!
さて、どうでしょう。過去10年さかのぼっても、中2で受かったのは、2018年の咲希ちゃん。2013年の中村さん。そして2012年の荻原里奈さんだけ。
10年で3人です。これを「少ない」とみるのか。それとも、「可能性はゼロではない」とみるのか。
感じ方は人それぞれだと思いますが、小6合格や中1合格の人数と比べると、こうなります。
◆過去10年の合格学年構成
◆小6合格&中1合格
たしかに、過去10年で小6合格は河村果歩ちゃんはじめ20人。中1合格は田中南ちゃんはじめ24人もいますので、それと比べると、めちゃめちゃ少ないのは事実です。
それでも、「受からないことはないじゃないか!」と思う人も多いかもしれません。
ではここで、いよいよ「特定のパターン」の登場です。さて、中2で受かった咲希ちゃんたち3人の共通点は何だと思いますか?
◆かとぅの場合
オーデ体験マンガや、この前のオーデカウントダウン特集などなど、様々な場で咲希ちゃんは、自身の小学時代について「イモかった」「地味だった」と語ってはいます。
とはいえそれは、もちろんタテマエ上のこと。実際は、小学低学年から事務所に所属し、小5時には雑誌の専属モデルを。中1からはジェニィガールを1年間務めるなどしています。(⇒参考:かとぅプロフ)
まあ、結果としてジェニィの契約期間中だったからこそ、中1でニコラを受けられず、中2まで応募を待つことになったわけですが・・・。
◆中村さんの場合
一方、中村さんはといえば、こちらもオーデ直前までヴィジョンファクトリー(現ライジング)に所属。
そもそも、ニコラを受ける2年前には、「第6回ナルミヤシンデレラオーディション」で、杉本愛莉鈴さん(⇒さくら学院)や、内木志さん(⇒NMB48)、梅本和泉さん(⇒AKB48)、古橋舞悠さん(⇒アイドリング!!!)といった、並み居る”その後のアイドル”たちを退け、最優秀グランプリを受賞しています。
◆荻原さんの場合
では、荻原さんはどうか。中2で合格した3人中、荻原さんこそ、過去に主だった実績こそありませんが、そこは”オーデ荒らし”で鳴らしたセミプロ。
事実、ニコラに合格した2012年には、並行してミスセブンティーン2012へも応募していて、ST誌面にもファイナリストとして登場しています(最終的に落選)。
ということで、ここまで来ればお分かりの通り、ようするに完全なプロ優先。ニコラに中2で合格しようと思った場合、必ず何らかの実績が必要とされるのです。
◆一般のコが中2で受かった場合
それもそのはず。だいたい、「中2で合格した!」といっても、そのおひろめは10月号。すぐに年末がやってきて、さらに年が明ければ、もう中3です。
デビューから半年ほどたって、ようやく撮影に慣れてきたところで、まさに受験生。学校との両立が大変になる時期です。
また、ようやく受験が終わって、いよいよお仕事に集中できる環境になったと思ったら、こんどは高1。あっという間にニコラ最高学年です。
ということで、こうなるともはや一人前になる前にニコラ卒業となってしまいかねません。
◆中2はプロ優先
一般応募のコを中2で採用したとしても、卒業までの間にイチから育て上げることはなかなか難しいのです。
だからこそ、そこは中2で採用するなら即戦力のプロがいいというわけです。
この点、咲希ちゃんなんて、抜群に見た目がいい上、直前に1年間のモデル活動実績があるわけで、まさにうってつけ。中2合格するならこのコしかない!というパターンだったのです。
◆他学年にも浸透
ちなみに、ここ数年のオーデにおいて、この”プロ優位”という思想は、中2に限らず、他学年の採用にも浸透してきていることが見受けられます。
具体的には、2017年オーデでは芸能活動経験者である池未来実ちゃんが。2018年オーデではモデル活動経験者である深尾あむちゃんが。
さらには2019年オーデでは芸能活動経験者である近藤結良ちゃんや吉岡優奈ちゃんといったところが受かるようになってきていることがその証拠といえます。
とにかく「ゼロから育てるよりも手っ取り早い」。元プロ、経験者の採用は、ニコラのオーデにおいて完全に最近のブームといえるかもしれません。
◆中2合格の真実
以上まとめると、さすがに去年の優奈ちゃんのように事務所に籍を置いたまま応募するのは明らかなルール違反ですが、かつて事務所や養成所に所属していた子役経験者、子供モデル経験者などは大歓迎。
そんな”元プロ”のコたちに限っては、中2でも不利になることは全くないので、安心して応募できるわけです。
反面、事務所に所属したことが無い”芸能活動未経験者”にとっては鬼門。中2合格が極めて厳しいのは間違いないところです。