◆TNMのルール
ニコラ12月号からスタートした、次世代モたちによる大型企画「Top of Nicola Model」。
これから半年にわたる長期戦によって、勝者が決定することになるわけですが、では、その勝者が手にするもとは何でしょう?
今日は、TNMについて考える短期集中連載の第1回。まずは、改めてTNMのルールについて読み解きます。
◆表紙バトル?
TNMについて、表向きは「表紙争奪企画」となっている通り、ニコ読さんたちも、表紙バトルとして理解している人が多いようです。
しかし、果たして単に2019年6月号の表紙を争うためだけに、こんな大がかりな企画が必要だったのでしょうか。
もっといえば、白井杏奈ちゃんや黒坂莉那ちゃんはじめ、TNMにエントリーした22人中、すでに6人が表紙経験者でもあるのです。
◆予定調和
この点、たしかに表紙未経験のコがバトルを勝ち抜いて、みごと初表紙となるなら、それはそれで意味はあるし、感動的でもあります。
ですが、おそらく勝つのは表紙経験者のうちの誰か。具体的には、3回経験している杏奈ちゃんか莉那ちゃん、もしくは若林真帆ちゃんといったところ。
であるなら、人気も実績もそこそこ十分のコが、あえて優勝特典として6月号の表紙になったとしても、新鮮味はもちろん、ありがたみもグッと薄くなるはずです。
◆勝者の特典
ここで改めて、12月号の10ページ「TNMルール紹介」を見て下さい。そこには、最終的な勝者への特典が記載されています。
最終ステージで読者投票1位~3位になった3人が6月号の表紙&特集をGET!
この一文を根拠に、TNMが表紙バトルと呼ばれるわけですが、より注目すべきは、10&11ページにかけて大きく書かれた、Top of Nicola Modelというタイトル文字の下にある説明文です。
◆次世代エースの座
そこには、単に表紙になれるという事実を1歩進めて、表紙になることの意味が書かれてます。
6月号の表紙には次世代のエースが選ばれる!
その座をかけて史上最強バトルが開幕!
ここでちょっと国語の問題です。上の文中、「その座」の"その"が指すのは何でしょう?
答えはもちろん「次世代のエース」の座です。やや紛らわしいですが、ここは断じて「表紙」の座ではありません。
ということで、ようやく今回のバトルの趣旨が見えてきたのではないでしょうか。
◆勝者はエース認定
杏奈ちゃんや莉那ちゃん、真帆といった表紙経験者はもちろん、いま最も初表紙が期待される高田凛ちゃんや小林花南ちゃんだって、来年になれば、いやでも表紙の機会は何回も回ってきます。
であれば、まさにバトル勝者の特典は、たった1度の記念表紙になることなんかではなくエース認定です。
それも、編集部が勝手に選んで祭り上げたエースではなく、読者みんなが投票で選んだという最強のお墨付き。
まさに、エース認定こそがメーンであり、その号の表紙になることは、単に次世代エースおひろめの手段。オマケにすぎないと考えるのが自然なのです。
ということで、TNMの趣旨が見えたところで、これを基に連載第2回となる次回は「TNM期間中の表紙予想の考え方」となります。