◆小学生で表紙に出る奇跡
ニコラ専属モデル最年少で、ただ1人の現小5である、2017年オーデ出身の組橋星奈ちゃん。
その小5合格という希少性については、2008年オーデ出身の田中若葉さん以来9年ぶりであること。ニコラ史上、星奈ちゃんが3人目であることなどなど、すでに去年まとめたところです(⇒参考:小5で合格する奇跡)。
そこで今回は、さらに話を1歩進めて、将来のお話。星奈ちゃんが小学生で、ニコラの表紙になる可能性について、ちょっと考えてみます。
⇒組橋星奈プロフィール
◆小5合格の実績は?
まずは過去のデータから検証します。これまで、ニコラの表紙に小学生が出たという実績はあるのでしょうか。
この点、最初に小5合格を果たした松本玲奈さんの初表紙は中1になってから。同様に、2代目の小5合格者である田中さんも、中1も終わり近づく1月号で、ようやく初表紙となっています。
松本さんは、当時のエース級ニコモで結成されたユニット「ニコモノ」のメンバーとしてCDデビューしているし、田中さんは田中さんで、こちらもニコモのユニット「ニコ☆モコ」でCDデビュー。加えて、飯豊まりえさんや藤麻理亜さんらと、ユニット「TiFN★」も結成していました。
こうしてみても、両者トップクラスの人気だったわけで、それでも小学生であったうちに表紙には出ていません。小5合格者といえども、初表紙までは2年以上待たされることになっています。
◆オーデ小5合格一覧
◆小6合格の実績は?
では、小6合格者による小学生表紙の実績はどうでしょうか? さすがに、小6の10月号でニコモデビューし、そこから小学校卒業まで、残った期間はたったの半年。年が明けて3月号までに表紙になるのは、一見不可能のように思えます。
実際、小6合格で現中1。2年後のニコラ部長就任も確実視される若林真帆ちゃんですら、ついに今月号で初表紙になったばかりです。
また、2010年代ニコラにおける最大のエースとされる高嶋芙佳さんも小6合格ですが、初表紙になったのは中1の7月号だし、同じく小6合格の藤田ニコルさんも中1の1月号が初表紙となっています。
以上まとめると、「中学生雑誌」である手前、いくら合格が早くても、さすがに小学生で表紙になるのは厳しいという現実が見えてきます。
◆唯一あった!小学生表紙
と、そんな中。20年を超えるニコラ歴史の中で、実はたった1件だけ、小学生が表紙になったケースがあったりします。
それが、2006年10月号。伝説のオーデ合格者による初登場・初表紙のやつです。その回の合格者がイキナリ表紙で発表されたというのは、後にも先にもオーデ10期だけとなっていますが、この10期合格者6人の中に、ただ1人の小6として溝口恵さんがいたのです。
ということで、多分に実験的&奇をてらった企画ではありますが、それでもまさに溝口さんこそ、オーデ小6合格にして、そのまま小6で初表紙となった、唯一のニコモということになるわけです。
◆実は小5表紙もアリ!?
ここまで、オーディション出身者による、小学生表紙の例を見てきましたが、これは主に2000年代以降の専属モデル制度がとられるようになってからのデータとなります。
ちなみに、それ以前となると、1997年の創刊号ではエリーローズさんが、なんと小5で表紙になっているし、その他、調べればもっと小学生表紙の例が見つかるかもしれません。
それでも、あくまで今日の目的は星奈ちゃんの表紙の可能性の検証であり、あまりに古い話は参考外。とりあえずはオーデ限定で取ったデータを使ってみました。