◆全モ体重測定企画
ニコラの現役専属モデル全員を対象とした体重測定企画が、次の5月号に掲載されます。
体重企画は、基本的に年1回。去年の場合は2月号だったわけですが、今年は5月号ということで、新高2となる卒モ5人を除いた現役22人のデータとなります。
ということで、多くのニコ読が注目する大型企画を前に、今日の三月の転校生では、ちょっと体重企画に関する予習をやってみます。
◆企画趣旨
予習に入る前に、企画の趣旨を整理します。そもそも、中学生モデルの体重を発表するというのはかなり大胆な企画。
実際、ライバル誌ピチレモンでは考えられなかったことで、誌面の企画として、もちろん1度も実施されたことはありません。
とにかく、モデルが嫌がるデータも隠さず公表する。お互いのライバル心を掻き立て、プロのモデルとしての努力と自覚を促す。
こういったニコラのやり方と、ゆるゆる&仲良しクラブ的なピチレのやり方の違いこそが、ティーン誌ナンバーワンになるか、休刊となるかを分けた理由の1つともいえそうです。
◆戦々恐々
4月号の巻末、次号予告ページの体重企画のところに、「最も体重おもいのだ~れだ?」とコメントが入っています。
まさに、データがバッチリ公開されてしまうわけで、ニコモで誰が1番太っているのか。また、誰が1番スタイル抜群なのか、もう一目瞭然。
2011年の同企画においては、その前年にニコプチからニコラに進級した七木奏音さんが、ホンキで体重計に乗せらることにめちゃめちゃ驚いていたように、モデルさんたちにとっては、戦々恐々の企画というわけです。
◆注意点
ただし、ここでちょっと注意点。予告ページには「だれが重い?」とありますが、もちろん単に重い(軽い)のみによってランキング付けすることは、何の意味がありません。
たとえば、身長168cmの涼凪ちゃんと、身長155cmの広瀬まのかちゃんを比較するとします。
仮に前者が45キロで、後者が40キロという測定結果が出たとして、そこは必ずしも「重い方が太い」と言い切ることはできません。
単に体重によることなく、身長を加味してこそ、はじめて太い・細いが判断できるのです。
◆体重企画のデータ分析
では、どうやって身長を反映させたらいいのでしょうか。どうやったら、より正確に太い・細いを判断する基準が得られるのでしょうか。
そこで、うちの"体重企画データ分析"の登場です。三月の転校生では毎年、体重測定があった際、全ニコモの平均値から、「○○cmに対応する標準身長は□□キロ」といった基準を導き出します。
で、それを「身長・体重分布図」としてグラフ化。それぞれのニコモにつき、標準ラインと比較し、上か下か。さらにはどれだけ標準から勝っているか、負けているかの数値によって、単に「重いの誰?」ではなく、「太いの誰?」がひとめで分かってしまうというものです。
◆去年の復習
では具体的に、去年の場合を例にとって、いったいどんな感じにランキング付けできたのか。結果はどうなったのか、振り返ってみます。
去年の体重企画は「全ニコモ、ど根性ビューティー値」として、例年よりちょっと早めとなる2017年2月号に掲載されました。
詳しくは、当時の日記(⇒参考:ニコラで最も細いのは?)を直接みてもらうとして、ここでは、実際に作成した分布図を改めて紹介します。
◆ニコモ身長×体重分布(2017年2月号より)
◆去年の1位は?
去年の場合、こんな感じの分布図が出来上がりました。ひし型の青い点が各ニコモの値を現し、全部で26コ。26人分あることが分かります。
また、真ん中に伸びる赤い直線は、ニコモ標準値。身長に対応する平均体重となるため、この赤線より上に行けば行くほど「太い」。下にいくほど「細い」というわけです。
ここから、最も体重が重いのは、右上に位置する駒井蓮さんですが、身長も168cmと全モ2位という高さですので、決して太くはない。
身長を加味した場合、161cmで48キロ。グラフ中の薄い黒の網掛けになっている清原果耶さんこそ、去年時点では1番太かったというわけです。
一方で、ピンクの網掛けになっている、グラフ中で最も下に位置する青いマーク。これこそが163cmで38キロという脅威のスタイルを誇る中野あいみさんであり、圧倒的な細さナンバーワンということになります。