三月の転校生

中学生雑誌nicolaに関する日記

アイドル出身のプチモは卒業後ニコラ行きNGの法則

来年のニコラ行きは?

f:id:GYOPI:20170119015048p:plain:right来年、ニコ☆プチ卒業生の中からニコラに進級するのは、いったい誰になるでしょうか?

現時点の情勢としては、安村真奈ちゃんと高田凛ちゃんの2人が1歩リード。これを夏目璃乃ちゃんが追う形で、実質3人の争いとされています。

では、この3人の中でも、とくに誰が有力なのか。また、誰は無理っぽいか。さらには、どんな根拠があって有力・無理といえるのか。

今日の三月の転校生では、ニコラ進級レースの行方を予想する上で、意外に知られていないものの、実はものすごく重要なアイドル・子役系NGというルールの存在につき、過去10年わたる実際の進級ケースを検証します。

ニコプチ⇒ニコラ進級リスト

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リスト解説

上の表は、過去のニコプチ卒業生のニコラ進級状況について、年度ごとにまとめたものです。実際に進級を果たした卒業生を「ニコラ行き」。結果的にニコラへは行けなかったものの、最後まで争った有力候補を「残念!」に分類してあります。

また、名前の下のカッコ内には、今日のテーマでもある「それぞれが所属するアイドルグループ・ユニット名」が入っています。とくに、アイドル活動の無い場合、記載していません。

同期トップの特権とは限らない

ということで、さっそく過去の例の検証を行っていくわけですが、まずはその前に、進級ルールのポイントについてカンタンに整理します。

毎年1人限定。ニコプチ卒業生には、直通でニコラへ行ける進級枠が存在します。しかし、この進級枠には、必ずしも同期ナンバーワンが選ばれているとは限りません。

もちろん、ナンバーワンが行くのが基本ですが、それぞれ年度によっては、2番手・3番手が、大逆転のニコラ行きを決めるケースも存在します。

具体的な逆転の例は、こちらで詳しく検証してありますので、まだ読んでない人はちょっと目を通しておいてください。
編集部1推しが進級する法則

アイドル系・子役系NG

では、どんなときに大逆転が起こるのか。同期トップを押しのけ、明らかに人気の面で劣っていた2番手・3番手がニコラ行きとなるのか。

その答えが、アイドルとしての活動歴や、子役・こどもモデルとしての活動歴があったり、スカウトにより小さい頃から事務所に所属していたりといった「芸能活動実績の有無」に他なりません。

つまり、ニコプチ卒業生のニコラ行きが決まる背景には、ニコラ編集部によるなるべく色の付いていないコ、無名のコが欲しいという意向が透けて見えます。

さくら学院

そんな大逆転ケースの最たる例が2010年のニコラ行き。当時の卒業プチモにおけるニコラ行きについては、現セブンティーンのエースである三吉彩花さんが大本命。西野実見さんが対抗といったところ。

ところがフタを開けてみれば、この年のニコラ進級を勝ち取ったのは同期3番手であり、スターダスト所属の七木奏音さんでした。

この点、三好さんは当時、プチモと並行して、2010年4月に結成された、アミューズ肝煎りのアイドルグループ「さくら学院」第1期生としての活動をスタートさせました。ニコラ行きに際し、このアイドル活動が嫌われた格好です。

また、2014年も同様のケース。過去10年のうち、ニコラ採用ナシだったのが唯一、この2014年卒業生だったわけですが、当時のプチ読の間では、ニコラ行きはエース格杉本愛莉鈴ちゃんで決まりだと考えれられていました。

ところが、現実はというと、驚きの進級ナシ。肝心の愛莉鈴ちゃんが、まさにさくら学院のメンバーとして、アイドル的知名度もあったっことから外されたわけです。なお、2番手以下からの採用がなかったのは、愛莉鈴ちゃん以外の同期は、ニコラの求める水準に達していなかったとされます。

ふわふわ

最近の読者にとって、最も分かりやすい例が原宿駅前パーティーズふわふわのケースではないでしょうか。

例えば、なんといっても今年のニコラ行き。黒坂莉那ちゃんと、岩崎春果ちゃんの一騎打ちであり、プチ読の間における事前の予想は全くの互角だったところ、結果的には莉那ちゃんの勝利

では、なぜ莉那ちゃんに決まったのか。当然、プチモとして活躍しつつ、ふわふわのセンターとして、人気&知名度上昇中の春果ちゃんに対し、莉那ちゃんは基本プチモひと筋。まさに一目瞭然、より色の付いていない莉那ちゃんに、白羽の矢が立ったといえます。

ちなみに、中野あいみさんや、塚本凪沙さんもふわふわではないかといった声が聞こえてきそうですが、この2人と、春果ちゃんとは、明らかに事情が異なります。

中野さん&塚本さんは、ニコラのオーデに受かって、ニコモになって、事務所に所属し、その後、事務所の主導でふわふわに加入。つまり、「ニコラが先、ふわふわが後」なわけです。

対して春果ちゃんは、プチ時代、すでにふわふわ。しかもセンターだったわけで、そのアイドルとしての知名度が嫌われ、莉那ちゃんがニコラ行きとなったのです。

おはガール

2015年卒業生の川鍋朱里ちゃんと、2009年卒業生で後にピチレモンに来ることになる井之上史織ちゃんは、共におはガール出身。

この点、またまた登場の中野あいみさんや、現ST岡本夏美さんも、おはガールだったのではないかといった声も聞こえてきそうですが、この2人と、ニコプチ組とは、明らかに事情が異なります。

中野さんや岡本さんは、ニコラに入った後に、事務所が取ってきたお仕事として、おはガールに就任したのに対し、ニコプチ組は、いずれもプチモとおはガールを両立。

ニコラ進級の選考時、すでに「おはガール実績」アリの状態ということで、テレビ出演による知名度アップが嫌われ、ニコラ行きかの候補から外されることになったわけです。

その他アイドル・子役実績

その他、フェアリーズ藤田みりあさんは、言うまでもなくNG条件にピッタリ合致。

一方で、田尻あやめちゃんの乙女新党や、伊藤小春ちゃんのふわふわは、それぞれプチモ卒業後の結成、加入なので、とりたててニコラ行きに関しての影響はなかったものと思われます。

ただし、子役実績として、あやめちゃん&小春ちゃん、さらには阿部紗英さん、森高愛ちゃんといったところが該当。

関りおんちゃんは、幼少からのカタモ実績に加え、プチモ時代に複数のテレビ局による「カリスマJSモデルブーム」関連の密着特集など、すでに知名度があったため外されたといえます。

なお、香音ちゃんは例外ケース。連続12回表紙といったケタ外れの快挙はもちろん、2世タレントであること、「さんま御殿」出演などなど、その実績はもはやNGにしようが無いといったところではないでしょうか。

来年は?

ということで、以上みてきた、中途半端なお仕事実績のため、すでに色のついたアイドル・子役系はニコラ行きNGの法則。これを来年に当てはめるとどうなるか。

すると、真奈ちゃん、凛ちゃん、璃乃ちゃん、いずれもが、これまでアイドル活動歴や子役実績ナシ。かつ、デビューのキッカケが全員「キラチャレ」であり、となれば当然、全員エイベックス所属。

まさに横一線というか、似たり寄ったり。せっかくここまで検討してきたことが、全く役に立たなかったわけです。

再来年のために

とはいえ、それは来年の予想の役に立たなかったというだけのこと。このアイドルNGの法則は、再来年、さらにその先も、もちろん有効です。

であれば、次の次となる2018年。阿部ここはちゃん世代の卒業につき、ニコラ行きを予想する際の重要なポイントとなるはずです。

ということで、あと2年ちょっと。少なくともそこまでは、ぜひ今日の法則を覚えておいてください。