◆ST行き予想#4
今年のニコラ卒業生の中から、誰がセブンティーンの専属モデルになるでしょうか?
連載第1回では「ニコラ⇒STコース」の加入時期を、第2回ではその加入人数を検討し、今年はニコラ卒業生が9月号から2人が入るとの結論を導きました。
そこで、いよいよST行き予想シリーズ最終回となる今日は、具体的に誰が行くのかがテーマ。三月の転校生の最終予想を発表します。
⇒#1:STモデル加入年表
⇒#2:STモデルになる方法
◆ニコラ実績
まずは、最低限必要とされるニコラでの実績から見ていきます。よく、「STに行くニコラ卒業生は、各年の卒業生のナンバーワンかナンバーツー」といわれます。
そこで、前回も使用した歴代ニコラ⇒ST行き8人&今年の卒業生6人のニコラ実績データの登場です。次に示す「ニコラ実績一覧」を見てください。
この表の役職欄にある「部長」「副部長」マークに注目するわけですが、ここでちょっと前回提示したデータを修正します。改訂後の一覧はこの通り。
◆歴代ニコラ⇒ST(改)
◆2017年ニコラ卒業生(改)
◆どこが変わった?
ニコラにおける部長&副部長の2トップ制度がスタートしたのは、2014年度から。つまり、それまでは部長のみの1トップ体制だったわけです。
たとえば2014年。飯豊まりえさんは、記録上は無役ですが、その実、表紙回数からも分かるとおり、部長藤麻理亜さんと「マリマリコンビ」として人気を二分した存在。もしも、1年早く副部長制度がスタートしていたなら、確実に副部長に就任していたはずです。
同様に2011年。こちらも、立石春香さんは無役ですが、表紙が2桁となっているように、実質は部長川口春奈さんと「はるハル」としてツートップ。まさに今で言う副部長級といえます。そこで、一覧には両者ともにカッコ付きで(副)と表記してみました。
◆役職
すると、どうでしょう。歴代ST行き8人中6人が、ニコラ時代には部長か副部長を務めていたのです。これをして、「STには1位か2位が行く」の格言ができたと推察されるわけですが、では現在はどうなのか。
実は、2015年&2016年と、2年連続で3番手以下から2人が行っている上、なんとこの間、部長は誰も行ってないのです。
これは、明らかな傾向の変化。ニコラの序列トップである部長は、あくまでも「ニコラ村」の内部でのみ通用する肩書きです。対して、外部にもアピールできるイメモこそが、ここ数年、ますます重要度を増しているのです。
◆イメモ
では、イメモ実績はどうなっているのでしょうか。改めて上の一覧の「イメモ欄」を見てください。
レピピ、ラブトキシック、ピンクラテ。加えて、今は無きポンポにリンジィ。こうしてみると、歴代8人中で7人が、なにかしらのイメモを務めていたことが分かります。
これを、ブランドごとに人数で比較します。とくに、現存3大ブランドに限定すると、レピピとラブトキが2人で並び、最多となっている反面、なんとピンクラテはゼロ。
以上みてきた、「2年連続で部長が行っていない」「ピンクラテ実績ゼロ」を今年に当てはめると、前部長でピンクラテの鈴木美羽さんには、ちょっと不利なデータといえそうです。
◆女優力
となると、前副部長でレピピで表紙回数最多で今期トップクラスの人気を誇る久間田淋加さんに、あっさり決まるのでしょうか。
また、最初に書いたとおり、うちの予想の基本は「ニコラ卒業生から2枠」ですので、仮に久間田さん確定とすると、あと1枠は誰になるのか。
続いては、切り口を変えて「女優力」といった面から、過去のST行きの傾向に従い、今期6人について検討していきます。
◆ST=女優系
ニコラ⇒STコースを予想する上で、ニコラ実績以上重視できるのが女優力。現役ニコモ時、すでに映画やドラマへの出演経験がある場合はもちろん、ST入り後に女優として頭角を現すケースも多くなっています。
実際、去年加入した永野芽郁さんや、2014年加入の飯豊さんは、ニコラ在籍中から多くドラマや映画に出演していたし、2011年加入の西内まりやさんや2013年加入の古畑星夏さんは、とくにST加入してから一気に女優としての活躍が始まったケース。
所属事務所としては、すでに女優として売り出し中のコ、もしくはこれから売り出そうとしているコをSTに加入させたい。編集部側としても、広瀬すずさんや中条あやみさんの例を出すまでもなく、将来の有名女優候補の加入は大歓迎といえるわけです。
◆女優系=こまいちゃん
ということで、キーワードは「女優力」。女優としての実績があれば、最近のST行きのトレンドでもある外部アピール度はイメモと同等、もしくはそれ以上。
そんなわけで、今年のニコラ卒業生のうち、すでに女優として活躍するコ、もしくは今後活躍が見込めそうなコを選べばいいわけです。
すると、さすがに去年の永野さんほどの実績の持ち主こそいませんが、それでも6人のうちでCMやドラマの出演数でみてももちろん、なにより今年の秋に公開が予定される映画「名前」では主演に抜擢された駒井蓮さんが一歩リード。
ただ、駒井さんに関しては、表紙が2回な点、またイメモになれなかった点、ニコラ実績としてはちょっと心もとない気もしますが、それでも2017卒業期を代表する女優系であり、かつ、見た目もスタイルも将来性も抜群。
2015年には、非イメモ&表紙1回で入った黒崎レイナさんの前例もあるわけで、となると駒井さんの可能性も十分に高そうです。
◆所属事務所
最後にもう1人、ラブトキシックのイメモであった、実質3番手扱いの山本優奏さんについても検証します。
繰り返しますが、想定される今年のニコラ枠は2人です。仮に久間田さん確定として、その所属はレプロ。山本さんもレプロ。
そうなると、今年のST行きをレプロが2枠独占となってしまうわけで、そんなことが果たしてありうるのか。逆に言うと、久間田さんが外れて、山本さんだけが入ることがありうるのか。以上の点より、今回、山本さんは無いと考えます。
◆まとめ
以上まとめると、ピンクラテ実績に加え、すでに芸能活動引退した藤さん含め3年連続で部長出身者が不振という現状から鈴木さんを、上記レプロ"ダブり"で山本さんを、それぞれ消去法で消します。
こうして残ったのが、ほとんど減点ポイントの無い久間田さんと、女優力で大幅加点の駒井さんなわけですが、本稿では「女優力」にこだわり、あえて駒井さんを上位に取りたいところ。
ということで最終結論。今年のニコラ出身のセブンティーン行きは、駒井さんと久間田さんのダブル加入。この1点予想とします。