三月の転校生

中学生雑誌nicolaに関する日記

ニコラへ進級したプチモの加入時期

いつ入る?

f:id:GYOPI:20160712020959p:plain:right6月号でニコプチを卒業した中2メンバーの中から、毎年1人だけがニコラへ移籍するパターンが定着して9年。

唯一の例外として、杉本愛莉鈴ちゃんや佐久間乃愛ちゃんたちの2014年卒業期を除いた8人が、以下の通り"ニコプチ⇒ニコラ"コースを歩んでいます。

では、ニコプチ卒業組は、それぞれいったい何月号から新しくニコラに入るのか。加入時期に一定のルールはあるのか。これまでの全8例を検証してみます。

ニコプチ⇒ニコラ

第1期(2008)伊藤夏帆
    夏号卒 ⇒ 8月号加入
第2期(2009)中島愛
   6月号卒 ⇒ 7月号加入
第3期(2010)七木奏音
   6月号卒 ⇒ 7月号加入 
第4期(2011)飯豊まりえ
   6月号卒 ⇒ 6月号加入
第5期(2012)澤田汐音
   6月号卒 ⇒ 7月号加入
第6期(2013)永野芽郁
   6月号卒 ⇒ 7月号加入
第7期(2014)該当者ナシ
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第8期(2015)香音
   6月号卒 ⇒ 7月号加入
第8期(2016)涼凪
   6月号卒 ⇒ 7月号加入


7月号加入で定着

今年の涼凪ちゃんが、さらには去年の香音ちゃんが、そろって7月号から加入しているように、今ではすっかり「ニコプチ卒業生がニコラに入るのは7月号」という認識が、読者の間で定着しているようです。

しかし実際は、上の一覧の通り、全てのケースが7月号加入というわけではないし、そもそものスタートは8月号だったりしました。

では、なぜ最終的に7月号が選ばれたのか。これまで、8月号だったり、6月号だったり、いくつかのケースが試された上で、7月号となったのか。必ず理由があるはずです。

早すぎ?

ニコプチを4月22日発売の6月号で卒業。そこから1ヶ月ちょっとの間を空けて、6月1日発売のニコラ7月号で、ニコモデビューというのが基本パターンとなっています。

もし、ニコラに6月号から加入するとなると、その発売日は5月1日ですので、ニコプチ卒業(4月22日)からわずか10日後には、ニコモになるということを意味します。

時期的には本屋さんでフツーに両誌売っているため、まさに専属モデルの掛け持ち状態となってしまうわけです。

遅すぎ?

一方、8月号加入はどうでしょう。これだと今度は、ニコプチ卒業から、2ヶ月と10日後。「大好きな○○ちゃんがニコラに行ったから、追いかけて自分もニコ読になる!」と思っても、新モデビューまでの間が空き過ぎて、タイミングを逃してしまいかねません。

やはり、卒業から1ヶ月10日となる7月号加入こそが、早すぎず、遅すぎず、一番しっくり来る時期といえるのではないでしょうか。

例外を検証

では、例外となった8月号加入と6月号加入を検証します。まずは、ニコプチ出身として、ニコラ行きを決めた初のケースである伊藤夏帆さん。

伊藤さんのニコラ初登場は、歴代で最も遅い8月号。一見、上記「遅すぎパターン」にも思えますが、よく見るとそのニコプチ卒業は2008年の夏号。

実は当時は、まだニコプチが年4回発行の季刊誌だった時代。そのため、ニコプチを卒業したのが夏号であり、発売日は5月22日。

つまり、5月22日に卒業し、7月1日発売の8月号でニコモになる。その間、1ヶ月と10日。まさに、今の「6月号卒業⇒7月号加入」と、全く変わらない間隔(かんかく)になっているのです。

最速加入ケース

では、もっとも早いニコラ加入となる飯豊まりえさんのケースはどうか。上の表の通り、なんと飯豊さんは、ニコラ6月号加入です。

つまり、ニコプチを6月号で卒業(4月22日)し、ニコラに6月号(5月1日)から加入する、唯一の中10日パターン。さてさて、このパターンは、果たして成功したのでしょうか。

胡散(うさん)くさい?

結論から言うと、失敗。その証拠に、以降、二度と同様の中10日移籍ケースは使われなくなり、基本7月号加入となっています。

ここで改めて撮影のスケジュールを整理すると、ニコプチ卒業号の撮影は3月の終わり。で、ニコラの6月号でデビューするなら、その撮影は、3月の終わりから4月のはじめ。つまり、ほぼ重なってしまうわけです。

100歩譲って、万一3月の終わりの時点で、ニコラの撮影が終わっていなくても、本人にはニコラ行き確定の知らせはもちろん、撮影のスケジュールは必ず入っています。

にも関わらず、飯豊さんのニコプチ卒業時の読者コメントはといえば、「もし今後どこかで見かけることがあったら」云々と、ニコラ行きを一言も出さず(解禁前なので出せず?)、なんとも白々しいものとなっています。

とにかく、こうしてお別れを惜しんだ読者が、そのわずか10日後にニコラ行きを知ったらどう思うか。わずか10日後には、しれっとニコモデビューしているのを見たら、読者はどう思うでしょうか。

まとめ

これこそが、「6月号卒業⇒6月号加入」の中10日移籍パターンが2度と使われなくなった理由といえます。

ということで、10日後もない。2ヶ月後でもない。まさに、卒業から1ヵ月後という、ちょうどいい時期に、新たにニコラデビューを果たす。

この「6月号卒業⇒7月号加入」こそが、両誌編集部の編み出した理想的な移籍スケジュールといえるのです。