◆ニコプチ出身枠
ニコプチ卒業生の中から毎年1人だけ、同期ナンバーワンクラスが、卒業後に直通でニコラの専属モデルになることができます。
現在、この制度が定着してから8年目となるわけですが、以下の通り、すでに7人のニコプチ出身ニコラモデルが誕生しています。
そこで今日の三月の転校生では、この「ニコプチ⇒ニコラ」コースを歩んだ7人について、ニコラに行ってから、誰が最も活躍(かつやく)したか。または活躍できなかったか。
各人それぞれのニコプチ時代とニコラ時代の活躍度の比較を通じ、ニコラで成功する条件を導き出してみたいと思います。
◆ニコプチ⇒ニコラ
第1期 伊藤夏帆 スターダスト 4回(同期1位) ⇒ 3回 第2期 中島愛蘭 エイベックス 2回(同期2位) ⇒ 1回 第3期 七木奏音 スターダスト 2回(同期3位) ⇒ 1回 第4期 飯豊まりえ エイベックス 6回(同期1位) ⇒12回 第5期 澤田汐音 スターダスト 3回(同期2位) ⇒ 5回 第6期 永野芽郁 スターダスト 7回(同期1位) ⇒ 6回(現役) 第7期 該当者ナシ ---- 第8期 香音 スターダスト 12回(同期1位) ⇒ 0回(現役)
◆表の見かた
正規の移籍ルートとして、ニコプチを卒業後にニコラに行ったのは、2014年の該当(がいとう)ナシを除いて7人。もちろん事務所はスターダストかエイベックス限定です。
このほかに、移籍という形ではなく、ニコプチを途中で離脱(りだつ)し、ある程度の期間を空けた上、顔みせによりニコラへ加入するケースとして、当時チャームキッズ所属の泉はるさん(現non-no)や、研音所属の黒崎レイナさん(現Seventeen)などの例もありますが、今回は「卒業⇒移籍」の正規ルートに限定しました。
モデル名の下にある3つの数字は、それぞれ左から「ニコプチ時代の表紙回数」「同期の中での順位」「ニコラ時代の表紙回数」となります。
◆全体的に見わたすと
ニコラにおける表紙回数1回というのは、卒業号における全員表紙ということで、ほとんど参考外。複数回の表紙があってこそ、"成功例"と認定とします。
すると、ある程度のエース級の7人を投入しているにも関わらず、移籍制度の初期では、意外と成功例が少ないことが分かります。
しかし、4期生として入った飯豊まりえさんが、一気にニコプチ時代をはるかに上回る表紙12回の大活躍。
すると以後、ニコラで表紙5回を経験した上で現ポップティーンの澤田汐音さん。今の時点で現役2位となる表紙6回を誇る永野芽郁さん。さらには、まだニコラに入ったばかりで表紙こそありませんが、イキナリ人気急上昇中の香音ちゃんと、成功ケースが続きます。
◆表紙3回が最低ライン
では、この活躍度の差はどこから来るのでしょうか。ここで改めて上の一覧表を眺めると、ニコラでの活躍は、おおよそニコプチ時代の表紙回数に比例していることが見えてきます。
具体的には、ニコプチ時代に表紙3回が最低ライン。これが2回以下では、ニコラに行っても厳しい状況となっているようです。
一方で、ニコプチ時代に3回を超えると、もはやニコラでの活躍が保証されたようなもの。となると、香音ちゃんは12回であることから、今後どれだけニコラで人気が出るか、表紙を経験できるか、エースになれるか期待が高まります。
◆同期トップであること
さらにはもう1点、成功の条件として、同期間における序列も重要ポイントとなっています。中2の6月号で一斉に卒業となるメンバーの中、いったい何位の位置にいるのか。
すると、表中を見わたすと明らかな通り、ニコラで活躍しているのは、いずれもが同期メンバーの序列1位であることが分かります。
唯一、2位でも活躍している澤田さんの場合は例外ケース。なにしろ、その同期1位が当時絶大な人気を誇り、卒業後はピチレモンに来た田尻あやめちゃんですので、単純に相手が悪かっただけといえそうです。
ということで、レベルの高いニコラで活躍したいのなら、少なくともニコプチ卒業同期の中でトップであることが必須条件といえそうです