◆エース対決
2014年から2015年にかけて、ピチレモンとニコプチにおいてエースを務めた人気モデル福原遥ちゃん&香音ちゃん。
奇(く)しくも両者、それぞれの雑誌で歴代ナンバーワンの表紙回数を誇り、歴史に名を残す大エースでもありました。
そこで今日の三月の転校生では、ナンバーワンのエース同士。いったい、どっちがスゴいのか。雑誌を越えて、その実績を比較してみたいと思います。
◆1回戦)表紙回数
まずは、人気を計る上で最も基本となるデータである、表紙回数から比較してみます。
すると、はるんちゃんは最終的に通算27回。一方の香音ちゃんはというと、通算12回となります。
ということで、これだけ見ると、圧倒的に「はるんちゃん優勢」に思えますが、もちろんこの数字には、大きなカラクリが潜(ひそ)んでいます。
◆月刊vs隔月刊
それは何かと言うと、すでに多くの方がご存知の通り、ピチレは毎月1日に発売される「月刊」であるのに対し、ニコプチは2ヶ月に1回発売される「隔月(かくげつ)刊」であるということです。
つまり、ニコプチ1冊が発行される間に、ピチレは2冊発行されているわけで、そう考えると、ニコプチの表紙1回分には、単純にピチレ1回分の2倍の価値があるといえます。
ということで、以上のポイントを加味した上で改めて表紙回数を比較すると、はるんちゃん27回はそのままに、香音ちゃんは12回を2倍して24回。その差は、グッと縮まります。
◆2回戦)連続表紙
両者、それぞれの雑誌で表紙回数が歴代1位同士なら、連続表紙の継続期間も歴代ナンバーワン。
はるんちゃんについては、三月の転校生でも繰り返し繰り返し「21冊連続表紙」について書いてきましたが、では香音ちゃんはどうか。
すると、香音ちゃんは香音ちゃんで、これまたものすごい連続記録を持っているのです。
具体的には、初登場から3冊目で初めて表紙になって以来、なんと香音ちゃんが卒業するまで、ずっとずっとずーっと表紙。12冊連続という、隔月誌としては、もはやあり得ない大記録が生まれました。
◆表紙の雑誌が店頭に並ぶ期間
もちろん、この点もおいても、はるんちゃんの方が冊数にして2倍近いため、一見すると圧倒しているように思えます。
しかし、それぞれが表紙に出ている雑誌が店頭に並んだ期間で比較してみるとどうでしょう。基本、売り切れなどにならない限り、雑誌は次号の発売日の前日まで売られます。
すると、はるんちゃんは月刊ですのでそのまま21ヶ月。対して、香音ちゃんは、12冊を2倍して24ヶ月。
連続表紙においては、香音ちゃんがはるんちゃんを上回ることになりました。これで1勝1敗です。
◆3回戦)表紙率
続いては表紙率。自分のモデル歴(モデルとして何冊在籍したか)に対して、そのうち何冊で表紙になったかの割合です。
はるんちゃんは、ピチモ在籍42冊で、表紙27回。計算式は「27÷42」となり、その表紙率は64.3%。
対する香音ちゃんは、プチモ在籍14冊で、表紙12回。計算式は「12÷14」となり、その表紙率は85.7%。
はるちゃんの表紙に出ている確率6割超えも十分すごいですが、香音ちゃんの表紙率8割5分という数字は、さらに規格外。
在籍中はほとんど表紙ということで、もはや驚きを通り越して、唖然(あぜん)とさせられます。ということで、ここで香音ちゃんが勝ち越して、2勝1敗。
◆4回戦)ソロ表紙
最後はソロ回数。志田友美ちゃんのソロ2回を大きく上回り、はるんちゃんは、ピチレ史上最多の4回。
対する香音ちゃんはというと、ソロは1回だけということで、初代ニコプチエース伊藤夏帆さんに次ぐ歴代2位となります。
ということで、ソロの面では、はるんちゃんの圧勝。最終的な対戦成績はというと、2勝2敗で引き分けということになりました。
◆まとめ
「21ヶ月連続表紙」と聞くと、はるんちゃんの方が断然すごい気がします。一方で、「表紙率86%で在籍中ほとんど表紙」と聞けば、香音ちゃんの方がすごいようにも思えます。
そこで、具体的に1つ1つのデータについて、詳しく比較してきたわけですが、最終的な結果は、2勝2敗ということで、まさに両者拮抗(きっこう)です。
ということで結論。はるんちゃんも香音ちゃんも、それぞれの雑誌を代表する、ナンバーワンエースである。決着は、両者の今後の活躍次第とさせていただきます。