■Pichileとニコラ最新部数
今月5日に発表された、日本雑誌協会の調査による「Pichile(ピチレモン)」「ニコラ」の最新部数データです。
最新とはいえ、今回の対象期間は「2015年4月1日~6月30日」。つまり、Pichileのリニューアルの直前がメーンということで、リニューアルの影響を本格的に反映した部数が出てくるのは、次回調査以降となります。
ということで、以上の前提条件を理解したうえで、さっそく最新のデータを見ていきましょう。
■過去3年分のピチレ&ニコラ部数推移
■データの見方
上の一覧表は、Pichileとニコラについて、2012年から現在まで、3年分の部数推移データを、3ヵ月ごとにまとめたものです。
一番下のピンクの色が付いている枠の部分が、今回発表された最新の数字であり、2015年4月~6月分となります。
■ニコラ6年ぶりに20万割れ
真っ先に目が行くのが、ニコラが大きく減らしているという点。それも、前期比9000部も減らしたという数字以上に驚きなのが、20万部をきってしまったという点です。
ニコラといえば、上の推移一覧表の通り、ここ数年、常に安定して20万部以上を保持していたところ。それが今回、ついに19万5千となり、20万の大台を割ってしまったのです。
ちなみに、ニコラが20万部に乗せたのが2009年(1月~3月期)。それ以来、一度も20万を下回ることなく来ていましたが、6年ぶりに大台を割ってしまいました。
■3期連続減
しかも、ニコラにとっての悪いデータは、まだまだ続きます。以下のグラフの通り、こんな感じで、急下降中。
実に、3期連続のマイナスとなり、2014年から2015年にかけての1年間で、一気に2万部以上を減らしています。
■Pichileは1000増
対するPichileはどうでしょうか。今回、1000部増ということで、ほぼ誤差の範囲内とはいえ、わずかながら回復。10万台への復帰が、見えてきたところです。
しかも、なにより心強いのが、次回の調査以降に、リニューアルの影響が本格的に出てくるということ。
少なくとも、リニューアルによって、一時的ではありますが、世間的な注目度は大幅にアップ。かつ、これにオーデ合格新ピチモの発表の話題性も加わることで、部数の大幅増が期待できるといえます。