■ニコプチ卒業生の進路
ピチレや二コラと同様に、まもなくニコプチも卒業の季節です。来月に発売される『ニコ☆プチ』6月号にて、新学期から中2となる最年長世代が、全員卒業となります。
そこで、今日の三月の転校生では、ニコプチのこれまでの卒業生の進路を、2008年の初代から去年の第6期まで、一気に全部まとめて整理した上で、ついでに今年の卒業生についても、誰がどの雑誌に進むか、予想してみたいと思います。
※本日の日記は2014年版です。2015年版も併せて読んでみてください
⇒ニコプチモデルの分配史
⇒ニコプチモデルの卒業後2015
■ニコプチ卒業生の進路一覧
初代卒業生:2008年卒 ・伊藤夏帆(スターダスト) ⇒ ニコラ ・疋田英美(プラチカ) ⇒ ハナチュー 二期卒業生:2009年卒 ・中島愛蘭(エイベックス) ⇒ ニコラ ・榊原美紅(テンカラット) ⇒ ラブベリー 三期卒業生:2010年卒 ・七木奏音 (スターダスト) ⇒ ニコラ ・西野実見 (スターダスト) ⇒ セブンティーン ・三吉彩花 (アミューズ) ⇒ セブンティーン ・井之上史織(エバーグリーン)⇒ ラブベリー ⇒ ピチレモン 四期卒業生:2011年卒 ・飯豊まりえ(エイベックス) ⇒ ニコラ ・関紫優 (インセント) ⇒ ピチレモン ・森高愛 (テンカラット) ⇒ ラブベリー ⇒ ピチレモン 五期卒業生:2012年卒 ・澤田汐音 (スターダスト)⇒ ニコラ ・田尻あやめ (ヴィジョン) ⇒ ピチレモン ・五十嵐ありさ(アミューズ) ⇒ ピチレモン 六期卒業生:2013年卒 ・永野芽郁 (スターダスト)⇒ ニコラ 七期卒業生:2014年卒 ・杉本愛莉鈴 (アミューズ)⇒ ピチレ
■表のみかた
上の「プチ卒生進路一覧表」は、ニコプチの卒業生を、その卒業年度別に、古い順から並べたうえで、卒業後に移った新しい雑誌を加えたものです。
事務所名は、それぞれが卒業時点で所属していたところであり、2014年現在の所属先とは一致しない場合もあります。
また、卒業後、中学雑誌の専属モデルになった人だけを掲載しています。そのため、卒業後、女優に専念したり、お仕事から離れるなど、モデルを続けていない人については、除いています。
■採用実績ランキング
二コラは、ニコプチの姉妹誌だけあって、さすがにその卒業生を最も多く引き受けています。第1期卒業生の伊藤夏帆ちゃん以来、毎年必ず1人を、定期的に採用中。人数としては、去年の永野芽郁ちゃんが第6期卒業生ということからも分かるように、これまでに全部で6人です。
一方、後発組として、最近になってニコプチの卒業生に手を出し始めたピチレモンですが、その採用実績を見てみると、なんと5人ということで、意外にも二コラと、たった1人の差。今では、というか、去年までは、二コラと並ぶ重要な進路とされていました。この点、以下で詳述します。
その他、ラブベリーとハナチューに関しては、現在休刊中ですので省略。三吉彩花ちゃん&西野実見ちゃんのセブンティーンについては、移籍ではなく、両者ともに一般公募オーディション「ミスセブンティーン」を受けてのものですので、こちらも省略します。
■ピチレは大口引受先?
上の進路一覧表からは、2010年に参入し、以後、たった3年の間に、大量5人も採用したピチレは、一見すると大口の優良プチ卒引受先に思えるかもしれません。なにしろ、二コラと人数にして、たった1人しか違いがないのですから。
しかし、この数字には、実は大きなカラクリが隠されています。そもそも、一口に5人といっても、その実、井之上史織ちゃん&森高愛ちゃんの2人は、ラブベリー経由です。
つまり、ラブベリーの休刊が決定したことによって、急遽、所属事務所が主導する形で、ピチレへの移籍が決まったわけです。休刊という特殊な事情さえなかったなら、当然に、史織ちゃんと愛ちゃんは、卒業までラブベリーだったわけです。
■ピチレは期間限定の受け皿?
そう考えると、これまでピチレが正式にニコプチ卒業生を引き受けたのは、実質3人。しかも、2011&2012の2年間だけということが見えてきます。
実際、それまで2年続いてきた引き受けが、2013年に突然ストップ。1人も取らなかったことで、ますます、ラブベリー休刊という特殊事情が絡んだ「期間限定引き受け」だった可能性が高まっています。
さらに言えば、そもそも、ライバル誌二コラの妹誌から、なぜピチレに入れなくてはならないのか。そういった、ピチ読特有の心情的な反発も含め、おそらく、今年もピチレは1人も取らないのではないのではないでしょうか。
■今年の卒業生の進路予想
ということで、続いては、いよいよ今年の卒業生の進路予想です。まずは例によって、今回卒業となる8人につき、名前と所属事務所、そしてこれまでの表紙回数を加えたデータを作りましたので、見てください。以下、「二コラ行き」と「ピチレ行き」について、個別に予想します。
中園侑奈 5回 (セントラルジャパン) 杉本愛莉鈴 3回 (アミューズ) 桃果 3回 (アデッソ) 佐久間乃愛 2回 (エイベックス) 中川萌香 1回 (モラドカンパニー) 二瓶葵 0回 (ヴィジョンファクトリー) 田爪愛里 0回 (テンカラット) 松田りおな 0回 (チャームキッズ)
■二コラに行くタイプ
すでに書いたように、二コラへは、第1期の卒業生から、毎年1人ずつ入っています。傾向としては、同期の1番手、もしくは2番手で、表紙経験があり、スタイルも重視されるようです。
さらに、見落とされがちですが、二コラに進めるかどうかを左右する、最も大事な点が、実は所属事務所。初代から注目してみると、2008年のスターダストから始まり、2009年がエイベックス、2010年が再びスタダ、さらに11年がエイベックス、12年がスタダ。まさに、1年おきに「スタダ⇒エイベックス」の交互採用となっているのです。(⇒参考:ニコプチから二コラへの法則)
さすがに、2013年は、卒業生に表紙経験のあるエイベックス所属者がいなかったことから、この法則がくずれ、結果的に二コラに行ったのは芽郁ちゃんになりましたが、それでもスターダスト所属であり、やっぱりスタダ&エイベックス両事務所による鉄壁の独占は続きます。
■二コラに誰が行く?
となると、今年はどうでしょうか。2年連続スタダだったことから、おそらくエイベックス。すると、まさにピッタリ、表紙経験があって、エイベックス所属の佐久間乃愛ちゃんが、しっかり存在するではありませんか。ズバリ本命としてみます。
なお、二コラを2013年に卒業した松井愛莉ちゃんの「アミューズ&さくら学院」つながりとして、杉本愛莉鈴ちゃんというのも、一応アリかもしれません。
■ピチレモンには誰が来る?
一方、ピチレ。こちらは、すでに書いたように、本命はナシ。今年も、ニコプチ卒業生を取らないと予想します。とはいえ、百歩譲って、もしあるとしたら誰か、ちょっと考えてみます。
すると、ピチレとしては、この3月で、SUPER☆GiRLSの前島亜美ちゃん、さらには、アイドリング!!!の玉川来夢ちゃんという「2大現役アイドル」が、揃って卒業。一気に、「ピチモアイドル枠」が減少となりました。
となると、編集部として、ここは何が何でも絶対にアイドル枠を埋めたいところ。もしくは、アイドル系で、男子受けもする、ある程度の知名度のある「可愛い系」のコが欲しいところ。
そこで、元さくら学院の愛莉鈴ちゃん。実際、同事務所の五十嵐ありさちゃんを、2年前に全く同様の形でニコプチから受け入れた実績もあるわけで、案外かなり有力ではないでしょうか。
他方、事務所単位で考えると、タンバリンを抜き、今月からピチレの第2勢力となったテンカラット所属の田爪愛里ちゃん。最近の編集部のテンカラット重視の姿勢から、森高愛ちゃん、中山咲月ちゃん、志田彩良ちゃんに続く、同事務所からの4人目の加入があっても、おかしくありません。
■まとめ
以上、ニコプチ卒業生について、「ファッションモデル系」の進路を第1期の2008年から2013年までまとめたうえで、今年卒業となる第7期の進路予想もやってみました。
今後の注目は2点。二コラに行ける1人は誰なのか。そして、ピチレに来るのか、来るとしたら誰なのか。これに関連して、各タレントの個人ブログや、事務所の公式サイトなどで、新しい情報をみつけたら、ぜひ管理人まで教えてください。