三月の転校生

中学生雑誌nicolaに関する日記

ニコプチ連続表紙=ニコラ進級の法則

f:id:GYOPI:20210824033044p:plain:w35ニコプチ12月号

f:id:GYOPI:20210822025705p:plain:right:w12022日発売、ニコ☆プチ2021年12月号の表紙は小松崎ふたばちゃんと有坂心花ちゃんの2人。

とくにふたばちゃんについては、今回で3号連続の表紙登場となります。

では、2カ月に1回の発売であるプチにおいて、表紙3連続というのがいかにすごいことなのか。今日は連続表紙について見ていきます。


f:id:GYOPI:20210824033044p:plain:w35一覧の見方

以下の表紙モデル一覧は、2016年から2021年まで過去5年、計30冊分のニコプチの表紙モデルをまとめたものです。

その中でも、連続表紙については、2回連続となる場合を緑枠で。3回連続については赤枠でそれぞれ囲っています。

f:id:GYOPI:20210824033044p:plain:w35表紙モデル一覧

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f:id:GYOPI:20210824033044p:plain:w35連続表紙経験者の共通点

ニコプチの連続表紙パターンはこの通り。過去5年において、3号連続で表紙をやったのは林芽亜里ちゃんと、ふたばちゃんの2人だけとなっています。

一方で、2号連続の経験者はというと、高田凛ちゃんの重複分と、芽亜里ちゃんを除いて全部で10人います。

ではここでクイズです。この赤&緑の枠に囲まれた連続表紙経験者には、卒業生限定で、ある共通点が有ったりします。いったい何だと思いますか?

f:id:GYOPI:20210824033044p:plain:w35答え

パッと見ただけで共通点が思い浮かんだ人は、ある程度モデル事情に詳しい人ではないでしょうか。

答えは、ふたばちゃん&星名ハルハちゃんの現役組を除く全員が、プチ卒業後にニコラ進級、ポップティーン行き、もしくはミスセブンティーンに合格しているのです。

f:id:GYOPI:20210824033044p:plain:w35連続表紙経験者の卒業後

近藤藍月 ⇒ニコラ進級2021
森崎美月 ミスセブンティーン2021
犬飼恋彩f:id:GYOPI:20211021035941p:plain:h16 ポップティーン2021
高比良由菜 ⇒ニコラ進級2020
関谷瑠紀 ⇒ニコラ進級2020
中山あやか ⇒ニコラ進級2021
瀬戸琴楓 ミスセブンティーン2019
林芽亜里 ⇒ニコラ進級2019
田中杏奈 ミスセブンティーン2019
黒坂莉那 ⇒ニコラ進級2017
高田凛 ⇒ニコラ進級2018


f:id:GYOPI:20210824033044p:plain:w35卒業後の行き先の保証

ニコプチにおいて連続で表紙を任されるということは、ニコラに行っても、セブンティーンに行っても十分やっていける実力があるというわけです。

これを逆から見れば、プチで連続表紙ができたなら、その瞬間にニコラ行きかセブンティーン行きが保証されたと考えていいかもしれません。

f:id:GYOPI:20210824033044p:plain:w35進級確定

ということで、現役プチモの連続表紙の経験者は、小6のハルハちゃんを除くと、いまのところ中1は、ふたばちゃんだけ。

しかも、芽亜里ちゃん以来、3年ぶりとなる3号連続記録というオマケ付きです。

となると、ふたばちゃんは、キャラ的にセブンティーンというよりは、どう考えてもニコラ向きですので、今回の3連続により来年のニコラ進級1枠目はふたばちゃんでほぼ確定と考えてよさそうです。

めあここお墨付き!期待度No.1後輩モ

f:id:GYOPI:20210824033044p:plain:w35期待する後輩

f:id:GYOPI:20210820020751p:plain:right:w125今月号の阿部ここはちゃんの100質、94コ目の質問は「期待している後輩ニコモは?」。

これに対する会長の回答は、「高橋快空ちゃん!」というものでした。

そういえば、6月号にあった林芽亜里ちゃんへの同様の質問でも、芽亜里ちゃんの回答は「カイラちゃん」でした。


f:id:GYOPI:20210824033044p:plain:w35次世代エース

こうして、現ニコラのツートップ”めあここ”から期待の後輩として、そろって名前があがったのが、7人いる中3モの中の誰かではなく、中2の快空ちゃんだったという。

これだけをもってしても、快空ちゃんがすでに今のニコラでどれだけ大きな存在か、分かるというものです。

f:id:GYOPI:20210824033044p:plain:w35個別ページ更新

ということで、そんな快空ちゃんについて、うちのサイトの個別ページを更新。

初めてのニコラ以外のお仕事、近藤藍月ちゃんとのユニット名決定の経緯、体育祭での負けず嫌いエピソードなどなど追加しました。

高橋快空ページ

読者を惑わすニコモSNSの問題点

f:id:GYOPI:20210824033044p:plain:w35検証企画

f:id:GYOPI:20211016214708p:plain:right:w120「最近のニコモのインスタ、ステマみたいじゃないですか? ぜひ検証してみて下さい」。こんなメッセージが届きました。

ステマといえばこの夏、フジテレビの女性アナウンサーさんたちの件が問題になったばかりです。

もし、そんなことがニコラでも行われていたとしたら大問題。休刊につながりかねないスキャンダルです。

そこで今日は、ニコモによるどんな投稿がステマを疑われ、実際のところどうなのか。詳しく検証してみます。


f:id:GYOPI:20210824033044p:plain:w35ステマとは?

まずは話の前提として、ステマについて整理します。ステマとは「ステルスマーケティング」の略で、ホントは宣伝であるのに、それを隠し、いかにも自然を装い商品をピーアールすることです。

具体的に言えば、影響力のある人が、SNSで自身のファンに向けて、あたかも自分の意思・意見であるかのように特定の商品をオススメするケースが該当します。

f:id:GYOPI:20210824033044p:plain:w35ステマの問題点

この点、テレビのCMや雑誌の広告だったなら、誰もが「これは宣伝である」と知った上で見ることになります。

出演しているタレントさんは、あくまで”お仕事”としてやっているだけで、本心から商品をお勧めしているとは思いません。

一方、ステマの場合、実際は広告であるにもかかわらず、それを隠すことで、ファンに「憧れの○○ちゃんが愛用してる!」「私たちにオススメしてくれてる!」といった誤解を与え、商品の購入に結びつけようとする点が問題とされるのです。

f:id:GYOPI:20210824033044p:plain:w35疑惑の投稿

ここまで理解した上で、続いてはステマを疑われたニコモのインスタの投稿を見ていきます。

実は変化は10月に入ってから。この間、各ニコモのインスタに、一斉というわけではなく、それぞれが日付を微妙にずらしつつ、ほぼ同一内容の投稿がなされていることに気づいた人も多いのではないでしょうか。

そんな疑惑の投稿がコレ。以下、特に分かりやすい3人の投稿を、ちょっと引用してみます。

f:id:GYOPI:20210824033044p:plain:w35パターンが一緒

さて、どんなもんでしょう。もうパッと見て、とにかく構図が全く一緒です。

決まって写真は2枚アップされ、1枚目がニコモ本人が商品を左手に持った上で、商品名がカメラに向くようにして撮影。2枚目は商品だけを2本並べて撮影というパターンです。

さすがに添えられた文章まで一緒ということはなく、それぞれ異なっています。

f:id:GYOPI:20210824033044p:plain:w35ハッシュタグの存在

だいたい、ニコモがひとり残らず同じ化粧水を使っているなんてあり得ないし、10月に入って突然、たまたま一斉にその化粧水を自身のインスタでオススメし始めるなんてことも100%起こりえません。

ということで、こうしてみるといかにもステマっぽいわけですが、そこは巧妙に作られていて、それぞれの投稿に見逃してはいけないハッシュタグが付けられています。

f:id:GYOPI:20210824033044p:plain:w35#PR

ハッシュタグ「#Avene_PR。なんだ、やっぱり宣伝だった。

でも、こんな小さい文字で、しかも英語で「PR」とだけ入っているのでは、「いつも愛用しています」「メイクさんにすすめられて以来ずっと使ってます」といった一連の本人コメントが宣伝文句であると気づかない人も多いのではないでしょうか。

それはともかく、こうしてオマケ程度とはいえしっかり「PR」と入っている以上、ステマではありません。これが結論です。

f:id:GYOPI:20210824033044p:plain:w35問題点

ただし、問題がないわけではありません。それは、広告の対象がまだSNS慣れしていない小中学生であるということです。

大人を対象とした広告と異なり、やっぱりそこは、より丁寧な説明が必要なのは当然です。

実際、各投稿に付けられたコメントを見ると「○○ちゃんがおすすめしてるんなら買ってみる!」「教えてくれてありがとう!」「わたしも欲しくなった!」といったものもそこそこの数があったりします。

しれっと「ハッシュタグに『PR表記』を潜ませておいたからOK!」ではなく、もっとハッキリ「これは広告投稿です」と宣言したほうがいいのではないでしょうか。

f:id:GYOPI:20210824033044p:plain:w35誰も得をしない

また、もう1つ問題なのが、今回のような広告投稿が続くことで、ニコモと読者(ファン)との関係が壊れることになりかねない点です。

中途半端な宣伝の片棒を担がされたニコモはいい迷惑。やがて自身のインスタにて、本心で自分が好きなもの、自分がいいと思ったものをファンにすすめたとき、「どうせ宣伝だろ」と思われてしまいかねません。

一方で、純粋な読者はまんまと信じて商品を買わされる。ある程度スレた読者は、ニコモの発言を信用できなくなる。

もう、ニコモ本人も、ファンである読者も、誰ひとりとして得をしないのです。

f:id:GYOPI:20210824033044p:plain:w35これを最後に

今回の登場人物は、ニコモはもちろん、読者だって小学生、中学生の女のコ。

お仕事である以上、ニコモは大人の指示に逆らうことはできないし、読者はニコモを信じるしかありません。

だからこそ、編集部はコトを慎重に進め必要があるのです。

いくら部数が減って資金的な余裕が無い、スポンサー離れが止まらないとはいえ、今回のような読者を困惑させる「ニコモを使った一斉広告」は、これを最後にしてほしいと思います。