三月の転校生

中学生雑誌nicolaに関する日記

初表紙1番手の呪い

世代で最初に表紙になると?

f:id:GYOPI:20210415031856p:plain:right今月号では、中3世代から初表紙が誕生。田中南ちゃん&組橋星奈ちゃんが、そろって表紙となりました。

でも、祝ってばかりもいられません。実はニコラでは、「各世代で最初に表紙になると出世しない」というジンクスが存在するのです。

ということで今日は、先月に書いた生徒会長の呪いに続く、”呪いシリーズ”の第2回です。


一覧の見方

まずは、以下のリストを見て下さい。これは、それぞれの世代で1番最初に初表紙となったコをまとめたものです。

対象は、すでに役職&イメモが判明している現高1世代からさかのぼって過去5年、5世代分。

データの内容は、左から「初表紙となった学年」「その時の号」「最高学年となった際の役職・イメモ」となります。

世代別の初表紙1番手リスト

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参考(現中3世代)

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中2のうちに初表紙が標準

一覧から、たとえば、05lineでは広瀬まのかちゃんが。5Gでは若林真帆ちゃんが、それぞれ世代のトップを切って、ともに中2の4月号で表紙デビューしていることが分かります。

というか、見ての通り。もう、まのかちゃんから小林恵月さんまで、各世代の1番手は、全てが中2のうちに初表紙を経験済みなのです。

こうしてみると、いかに今回の南ちゃんたち現中3世代の初表紙の時期(中3の6月号)が遅いか、分かるというものです。

実績に着目

それはともかく、以下、なぜ「呪い」と言われるのか。その理由を証明するため、世代ごとに個別に見ていきます。

そこで改めて、一覧の右にある「役職・イメモ」欄に注目します。

要は、各世代の初表紙トップバッターが、その後、最高学年になった際、どれだけ役職・イメモに就任できたのか。その実績が明らかになります。

実績は低調

するとどうでしょう。今年の場合、まのかちゃんが役職・イメモから落選したわけですが、これと同様のケースが多発してることが見えてきます。

去年の卒業世代の1番手である白井杏奈ちゃんも、役職・イメモから完全に落選。

その前の前、清原果耶さんたちの世代の表紙1番手だった小林さんも、同世代が5人という少人数であったにも関わらず完全に落選しています。

イメモ落選

おととしのTRGL世代で見ても、表紙1番手だった川床明日香さんが生徒会長にこそ就任しましたが、そこは肝心のイメモには1つも引っかからず。

この点、川床さん本人も、ニコラ卒業まで「イメモになれなかったのが悔しい」と言い続けていました。

では、イメモ&役職欄に「〇印」がそろっている5Gの真帆ちゃんは? 

5Gのトップは真奈ちゃん

一見するとたしかに真帆ちゃんは、最終的に生徒会長&レピピイメモに就任したということで、完勝にようにも思えます。

少なくともデータの上からは、中2で初表紙1番手となってから、そのままリードを保ち、最後まで5G世代ナンバーワンの座を守ったと解釈できます。

しかし現実はといえば、安村真奈ちゃんが、最後の最後で「晴れ着表紙⇒ピン表紙⇒卒モ表紙」と3連表紙を達成したように、人気投票でも、インスタのフォロワー数でも、5G世代のナンバーワン。

今年のセブンティーン行きの最有力候補でもあり、今ではニコ読の多くが真奈ちゃんこそ世代トップと認識しています。

息切れパターン

ということで、ここまで見てきた通り、「各世代で最初に表紙になったコは、一時的にリードしても、その後は必ず息切れして、最後までトップの座にあることは無い」というわけです。

初表紙1番手とは、つまり1番最初に編集部から「推される」ということ。必然、同学年からライバル視され、かつ、他のコも負けずに必死に頑張るようになります。

同時にプレッシャーもある。アンチも増える。こうした様々な要因が重なることで、なかなか最後まで人気を維持するのは難しいのかもしれません。

呪いの正体

というわけで、これこそが呪いの正体。小6で合格して、1年半。中2になったとたん初表紙に抜擢され、そこからすぐに海外ロケ。秋になるとレピピブック。年が明けると晴れ着表紙。

こうした流れがニコモのエリートコースとされていますが、とにかく中2で初表紙になってから、役職&イメモ確定まで2年間あるというのが最大のミソ。

この間、ずっとトップで居続けることがいかに難しいか、杏奈ちゃんをはじめとする先輩方が証明しているのです。

例外パターン

さて、カンのいい人は、ここで大きな矛盾に気づいたと思います。

そうです、すでに「今年の初表紙はとにかく遅い」と書きましたが、今回の南ちゃん&星奈ちゃんは、標準的な初表紙から1年ほど遅れているのです。しかも、1人ではなく2人同時に初表紙だったりもするのです。

まったく異質

ようするに、今年の初表紙は過去のパターンと比較すると、全く異質なのです。

例年より、1年ほど遅いということは、役職・イメモが確定する最高学年まで、もう残り1年しかないということ。

過去の中2初表紙と比べ、息切れする暇がない。というか、このままの勢いで、最高学年まで突っ走ってしまう確率が高いのです。

加えて、2人同時というのもポイント。世代のトップとして、1人にプレッシャーがかかり、つぶされないようにという編集部の配慮に他なりません。

呪いは封印?

こうしてみると、南ちゃんたちの世代に限っては、「呪い」が封印される可能性も十分ありそうです。

いまから1年後。南ちゃんが順当に生徒会長&イメモに就任し、そのまま最後までトップとしてニコモ卒業を迎えることができるのか。見事、呪いに打ち勝つことができるのか。

もちろんそれが星奈ちゃんであってもいいわけですが、ともかく中3世代の初表紙組の今後が注目されます。

”伸びしろ”で見る期待の次世代エース候補

データ分析編

f:id:GYOPI:20210507022415p:plain:right林芽亜里ちゃんの圧勝に終わった「ニコモ総選挙2021春」のデータ分析編です。

特徴的な得票パターンとして、「単推し型」「薄く広く型」を抽出。

それぞれの代表例を確認した上で、特に後者について、これから人気上昇が見込まれる次世代は誰なのか見ていきます。


着目点

今回、「1番好き」「2番目に好き」「3番目に好き」と、3つの部門に分けて投票を受け付けたわけですが、各ニコモにつき、ヨコの変動、つまりは同じニコモの1推し、2推し、3推しそれぞれの順位の変動に着目します。

本来であれば、3部門とも同じ読者が同じ数だけ投票しているのだから、結果的に1推し、2推し、3推しそれぞれ順位は、おおよそ一致するはずです。

得票パターン分類

ところが、1推しだけは異様に順位が高いものの、2推し、3推しになると一気にランクダウンするパターン(単推し型)。

もしくは、1推しの順位は低いものの、2推し、3推しになると急激に順位を上げるパターン(薄く広く型)などもあったりします。

ということで、言葉だけではなかなか分かりずらいもの。以下、具体的に検証していきます。

単推し型

まずは、より分かりやすい単推し型から見ていきます。

すでに書いた通り、この分類は1推しだけが異様に高く、2推し、3推しになると、一気に順位を落とすタイプです。

そこで以下の順位一覧を見て下さい。これは、前回の結果発表編で用いた、ポイント換算前の生データです。

順位一覧(単推し色付け)

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未来実ちゃんが代表例

まさに単推しの典型例が、このたび「今日、好きになりました。」出演決定で話題となっている、”ギャルくる”こと池未来実ちゃん。

上の表中に赤枠で囲った未来実ちゃんは、1推しの順位では6位と、かなり上位に入っているのに対し、2推し&3推しでは13位と、一気に落とします。

まさにこれこそ、「クルミちゃんだけが好き」「とにかく大好き」といった、固定ファンの存在。

過去の例からも、このパターンに該当するのは「個性派」「アクの強いコ」であり、幅広く誰からも好かれるというより、特定の読者から熱烈な支持を受ける典型といえます。

和奏ちゃんも同型

同様に、水色の枠で囲った宮本和奏ちゃんもこのパターン。

そのオトナっぽ過ぎる&完成度高すぎる美形から、熱心なファンと同じくらい、「ちょっと親しみずらい」と感じる読者も多いのかもしれません。

未来実ちゃん&和奏ちゃんに比べるとやや弱いですが、緑枠で囲った広瀬まのかちゃんも、単推し分類となります。

薄く広く型

続いては、今日の本題である薄く広く支持を集めるタイプについて見ていきます。

この系統は上で書いた通り、1推しの順位こそ低いものの、2推し、3推しになると、途端にグッと順位を上げるパターンです。

では、この分類に誰が入るのか。単推し型と同様に、代表格を色付けした一覧がこちらです。

順位一覧(薄く広く色付け)

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伸びしろタイプ

このパターンの特徴としては、なんといっても「伸びしろ」があることです。

現時点で1推ししてくれる読者こそ少なくても、2推し&3推しが多いということは、「お試し期間」を意味するわけで。

まだどんなコかつかみきれていないため、1推しにはできないけど、とにかく気になる。

つまり、なんらかのきっかけで将来的に1推しに進化する可能性が有る予備軍(=潜在的ファン)を多く抱えてているコというわけです。

次世代発見!

ということで、こうした背景を理解した上で、改めて上の一覧に注目してみて下さい。

今回については、1推しから、2推し&3推しにかけて、とくに順位を4つ以上アップさせたコについて、色付けしてみました。

すると、一目瞭然。期待の次世代ニコモがクッキリと浮かび上がってきました。

快空ちゃんが代表格

順位を上げた4人の中でも、最高となる6段階アップの高橋快空ちゃんが代表格となります。

そもそも快空ちゃんは、新モにしてイキナリ1推し部門でトップ10入り目前となる11位に入賞した事実だけでも快挙なのに、なんと3推し部門にいたっては5位!

その3推しの順位に限って見ると、関谷瑠紀ちゃんと同格で、”めあここ”にさえも手が届きそうな位置という。

要は、新モながら高いレベルで、バランスよく順位を上げているということであり、もはや現時点で申し分ない得票状況といえます。

菜月海ちゃんも同型

一方で、同じ24期の佐藤菜月海ちゃんも、快空ちゃんに迫る5段階アップとなっています。

しかも菜月海ちゃんの場合、1推しから2推しにかけて、一気に順位を上げ、そのまま3推しでも勢いを維持しています。

その他、凛美ちゃん、足川結珠ちゃんについても、得票傾向から「薄く広く」の次世代パターンに該当します。

期待の次世代

ということで、こうして得票傾向から、期待の次世世代代表が見えてきました。

すでに先輩モ並みの人気を獲得している快空ちゃんを中心に、菜月海ちゃん、結珠ちゃん、さらには年長組に入る凛美ちゃんといったあたりが、伸びしろ大。

今後、ますます人気が上昇する余地アリと見ることが出来そうです。

結果発表!ニコモ総選挙2021春

順位発表

f:id:GYOPI:20210505022702p:plain:rightうちのサイトにて、先月1日から1カ月に渡って実施したニコモ総選挙2021春」の結果発表です。

今回の投票総数は延べ7,000。林芽亜里ちゃん4連覇か?それとも新たな1位誕生か?

結果発表編となる今日は、生データと、ポイント換算後の最終順位を確認した上で、トップ10について見ていきます。


投票ルール

まずは、生データから見ていきます。今回の投票は、「1番好きなニコモは?」「2番目に好きなのは?」「3番目に好きなのは?」と、独立した3つのアンケートを作成。

それぞれにつき、該当するニコモを1人ずつ選んで投票してもらう形を取りました。

これにより、圧倒的1番人気のコだけでなく、「1推しではないけど2番目に好き」「3番目に好き」といったように、多くの読者から広く好かれるコも拾えるようになっています。

投票結果(生データ)

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ポイント換算ルール

生データは以上の通りです。ただし、言うまでもないことですが、1推しと、2推し&3推しとでは、それぞれ投票した人にとっての「思い入れ」「価値」「重み」が違うわけで。

そこで、1推し=1票10pt2推し=1票5pt3推し=1票3ptと、ポイント換算します。

あとは、3つの投票につき、ニコモごとに換算されたポイント全てを合計することで、最終的な順位を算出しました。

1推し票をポイント換算

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2推し票をポイント換算

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3推し票をポイント換算

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ニコモ総選挙2021最終順位

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得票状況グラフ

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芽亜里ちゃん4連覇!

ということで、1推し部門、2推し部門、3推し部門と全てにおいて1位を獲得した芽亜里ちゃんが、ポイント云々を持ち出すまでもなく、4連覇達成です。

とくに1推し部門では、ニコモ総選挙史上最多となる得票数1,000票超えを達成。得票率は41.1%に上り、実にニコ読の5人に2人が芽亜里ちゃんイチ推しであるという驚くべき事実が浮かび上がってきました。

最終的な獲得ポイントで見ても、2位の阿部ここはちゃんに、9,000ptもの大差をつけ、圧勝となっています。

2位ここはちゃん

2位のここはちゃんは、芽亜里ちゃんから大きく離されたとはいえ、そこは生徒会長の意地。

3位の野崎奈菜ちゃんに対してはダブルスコアということで、十分に面目躍如です。

以下、3位がその奈菜ちゃん。4位が深尾あむちゃん。さらに5位には広瀬まのかちゃんが入っていて、高1世代「05line」で上位独占となっています。

中3組が拮抗

続く6位から8位には、いよいよ中3が密集。関谷瑠紀ちゃん&高比良由菜ちゃんの進級組と、今月号で初表紙となった田中南ちゃんの3人が僅差で並んでいます。

また、9位には、中2世代のトップを切って河村果歩ちゃんが入賞。「中2世代のエース」といったところでしょうか。

快空ちゃんトップ10入り!

そしてそして、おとといのインスタランキングでは「注目株」として名前を出した高橋快空ちゃんが、こうして人気投票でも、早くもトップ10入りを果たしています。

13位の佐藤菜月海ちゃんと合わせ、現時点ではこの2人がオーデ24期の代表格といえそうです。

分析編に続く

ということで以上、今回の結果につき、生データとポイント換算後の最終順位、さらにはトップ10について見てきました。

まだまだ面白いデータの見方がありますので、続編として学年別の整理や次世代の明暗、さらには得票傾向からみた将来のトップモデル候補などをまとめてみたいと思っています。

⇒続編:期待の次世代エース候補